2003年の夏はとても涼しくてすごしやすかった・・・広島は。
でも、東北は寒かった(◎_◎)
ANK392便で仙台へ。どんより曇った空。この日から5日間ずっとこんなお天気。
ただ、遠野を訪ねた8月16日だけは少し日差しがありました。
いざ、東北をブラぶら。。。遠野
遠野・・・とおの、響きがいいですよね。
アイヌ語の『トー(湖)ヌップ(丘原)』を起源とする・・・説もあるそうですね。
認識不足なんですがアイヌ=蝦夷(えぞ)=蝦夷(えみし)でいいのかな?
奥州が蝦夷の住む地であった古代には遠野は湖水であった・・・
と言う伝承が河童のお話を生んだそうです。
上の写真は山口という地区にある現役の水車小屋。
もし、日本の原風景・・・なんてものがあるとしたらこんな感じ?
やっぱこれでしょ!ブラぶら的にははずせない?石碑群(^^;)し、しかし遠野に行って・・・
ってかこの日、北上市の横川目ってところから遠野に入ったんですが石碑多すぎっ!
旧平和街道沿いなんかにも庚申塔や馬頭観音碑がごろごろ・・・左は伝承園前の石碑群。
下は水車小屋近くの石碑群。大槌街道の道標なんかも・・・。
伝承園には南部曲がり家、佐々木喜善記念館、オシラサマや語り部体験など
入場料¥310とは思えない位見どころいっぱい。
また、超(?)有名なカッパ淵もこの近く。左の写真は早池峰山への古参道跡。
壊れた門みたいなもんは木の鳥居です。
…で、ここでほんとはカッパ淵の写真なんでしょうけど、ありません。
だって行ってないんだもぉ〜ん!いやぁ、忙しくって・・・( ̄▽ ̄;)
だいたい、遠野について認識不足でした。岩手行くからついでに寄ってみよ・・・的な感じで、
北上からR283を通って遠野へ。
遠野市街の手前「道の駅、遠野風の丘」に立ち寄り無料のガイドマップと
遠野旅めぐり(\300…だったかな?)を入手。
早池峰山の附馬牛という所にある山神の石碑を訪ねようと思ってたんですが
附馬牛という地名をすっかり忘れてて、どちらのマップにもそれが出てなくて…
とりあえず遠野物語で知ってたカッパ淵とデンデラ野を目指しました。
なのにカッパ淵に寄らんってどういうこっちゃ?・・・はは。
さて、伝承園前の道を東へ。デンデラ野・・・これもまた不思議な響。
遠野には姨捨山の伝説がある…それがこのデンデラ野って聞いてました。
人は死ぬと蓮台に乗って浄土に行くという信仰から墓地や火葬場を蓮台野というそうです。
「昔は六十を越えたる老人はすべてこの蓮台野へ追いやる習ありき…」『遠野物語第111話』
ただこのデンデラ野、もっと山奥なんかな?と思ったら意外と人里近く。
いわゆる姨捨山のような感じではなくここに連れてこられたお年よりは昼間は
里で農作業などを手伝い食料を得ながら夜はここで暮らし、
死ぬ日を待った…ということなんです。
右の写真は山崎のコンセイサマ。これってさぁチン●石だよね?と勝手にコンセイは根勢か?
と決め付けてたらあとからいろいろ見てみるとやっぱりチン●石でした。金成様とか書くらしい
ですが。
このあと南部曲がり家の千葉家住宅を見学して遠野をあとにしました。
なんと、滞在時間約2時間。
ガイドマップや通りがかりの景色…寄ってみたい所がたくさんあったんですが、時間があまり無くて。
今度は絶対に遠野をメインで訪れてみたい場所になりました。
また絶対来るけんね!!
まだまだ続きます。。。